マンドリン

Mなやつ 管理人 JR
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楽器

マンドリンはリュート属の楽器でイタリア原産。4コースで調弦はバイオリンと同じ。金属製の弦をピックで弾いて演奏する。ソロ楽器として使われるほかマンドリンアンサンブルの合奏に用いられたり、アメリカで平胴に改良されたものがカントリーに使われたりする。

アンサンブル

マンドリンアンサンブルは弦楽アンサンブルに似た構成でマンドリン2パートマンドリンのオクターブ下の音域を持つマンドラテナー、さらに5度下のマンドロンチェロ、ギターにコントラバスという構成だ。木管やパーカッションが使われることも多い。コントラバスの替わりにマンドローネとかギタローネなどリュート属の低温楽器が使われることもある。

いきおい弦楽アンサンブル風の曲が多くなるが、特徴としては中・低音域が充実していること。撥弦楽器であるためアタックと減衰が独特であること。トレモロという持続音奏法を用いることなどか。ボリュームがさほど出ないためダイナミクスが限られ、複弦でフレットがうってある悲しさでピッチがどうしてもうさん臭いという構造的な弱点もある。

ドラとチェロ

バイオリン系の弦楽アンサンブルで使われるビオラは普通のバイオリンの5度下チェロの1オクターブ上だ。それに対しマンドリン系のアンサンブルでビオラに当たるマンドラテナーの場合マンドリンの1オクターブ下、チェロの5度上となっている。

あまり弦楽アンサンブルと比べるのもあれだが、マンドラは比較的弦楽アンサンブルのチェロに近い役割が求められる。マンドリンのチェロはバイオリンのチェロと同じ音域を持つが、高い音をきれいに響かせにくいため、いきおい低音域での通奏低音的な役割が増える。

低音

この弦楽と似て非なる四重奏にアクセントをつけるのがギターと弦バスだ。ギターはまず材質の違う弦を指で弾く。同じ撥弦楽器でも音色が全然違うため合奏に深みが出る。かなり簡単に和声感を出せるし、表現力のある楽器なのでトリッキーな使い方も容易だ。弦バスはアンサンブルで唯一擦弦楽器として使えるのでここぞという時にあり得ないほど前に出る低音を演出できる。

撥弦楽器

マンドリン系は基本的にピックで叩く。当然ノイズが出るが、この際ノイズも含めて音色といっても過言ではない。特にパーカッションを指定しなくても全てのパートがリズム隊になりうる。

ロングトーンは普通に余韻を用いることもあるが、なにしろトップからの減衰が速いのでたいていはトレモロといって細かいピッキングを繰り返して音を持続させる奏法をとる。これによってロングトーン中の強弱もコントロールする。単音で弾いているうちは縦のラインをそろえるのは容易だが、トレモロしながら縦、横と揃えていくのはなかなか難しい。

またノイズと背中合わせの奏法なので、ボリュームを下げるのも上げるのもなかなか難しく、アンサンブルの腕の見せ所だ。

曲を作るときのの傾向

大学時代にマンドリンクラブのオーケストラで2ndマンドリンを弾いていた。2ndというパートはよくも悪くもマニアックで旋律からリズムからハモりから何でもありという感じである。そもそも他の楽器のパートと違って最初から1stマンドリンのサポートという役割を背負っているため、普通にオーケストレーションすると地味な役目ばかり回ってくることになる。1stの下を支え、時にドラの下まで支え、ハーモニーとリズムを引き締める。

自分が編曲とか創作とかで譜面をおこすと2ndはたいてい何でも屋で散漫な譜面になる。一方ドラは1stとほとんど変わらない動きになっていたりして、ある意味手抜きかも知れない。あるいは2ndよりもっと華やかな何でも屋か。

チェロ、ギター、ベースは基本的にリズム隊だと思っているが、それぞれ役割が微妙に違う。ベースは実は奏法も定石もわかっていないのでベース弾きからしたらおばかさんな譜面になることが多いかも知れない。実はピチカートのアルペジオか白玉の根音くらいしか自信を持って書いていない。他の音を使うときはほんとおっかなびっくりだ。

チェロはリズムをそのまま刻ませるのが好きだ。チェロが加速度をつけると適度に曲が締まる気がする。ドラと一緒にオブリガードをハモることも多い。ギターは和音が簡単に出せるし音色が違うので延々アルペジオやストロークをさせるよりアクセントの場所で効果的に刻みを入れる使い方をしたい。でも気が付くと休みなしにコードを刻んでいたりするので油断がならない。

ギターに単音でメロディを弾かせたり、マンドリンパートで高域の和音を刻んだり、トリッキーな使い方は面白いが多用すると陳腐になるので使い方が難しい。センスが問われるところだ。センスを磨かねば。


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