小泉文夫著。これは叢書ですが、もとはぼくが生まれた年に上梓されてる。初稿はさらに昔。だからそこかしこに時代を感じさせる記述もあるんだけど、そこはそれ。さっぴいてもひじょうに刺激的、面白い内容です。もっと積極的に音楽に関っていた学生時代に読んどきゃよかったよ。各地の風土と音楽の話。音楽が先か生活が先か。日本のリズムの話。歌と言葉の発生の話。音楽教育の話。
わらべうたを捏造する子ども。絵でも詩でも歌でもそうだけど子どもの表現は無作為の強みと言うかまれにとんでもないパワーとどぎつさをもってせまってくるものがあるような気がします。ぼくはそういうのは実はあんまり好きじゃないのだけども。
特に最後の谷川俊太郎との対談は凄いテンションで見逃せません。小泉文夫は全集も出てるたい。高いけど。読みたし。コマーシャリズムと音楽についてどっかで書いてないかしら。なんだか読みたい本ばっかりたまっていく。
落葉樹のある風景は好きです。紅葉じゃなくて、一面落ち葉が降り積もった感じの風景。風でそこかしこざわつく中を落ち葉をざくざくと掻き分けて歩くのが好きです。というか、名古屋の街路樹に落葉樹が目立つことにいまさら気付いていたり。もう何年も住んどるんですが。節穴二つついてます。ええ。名大前の銀杏の落ち葉で黄金に染まった歩道は、匂いさえ気にしなければちょっとした見物です。
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